はじめに
最初にお伝えしておきます。
この連載で書く「64歳ダイエット」は、
すでに3か月分の結果が出ています。
体重、体脂肪率、内臓脂肪、筋肉量、体内年齢。
いずれも、数字としてはっきりした変化がありました。
ただし――
この記事の冒頭では、
そのグラフや数値は、まだお見せしません。
なぜなら、
数字だけを見せても、本質は伝わらないからです。
大切なのは、
・なぜ、64歳の私が体を変えようと思ったのか
・なぜ、自己流ではなくChatGPTを使ったのか
・何をやり、何をやらなかったのか
その「考え方」と「設計」です。
この連載は、
「痩せました」「良くなりました」で終わる話ではありません。
64歳という年齢で、
無理なく、再現性のある形で体を立て直すために、
どんな判断をしたのかを言語化する試みです。
私はこれまで、
仕事では当たり前のように
現状を数字で把握し、
課題を整理し、
改善策を実行し、
結果を検証してきました。
ならば、
体づくりも同じように
管理できるのではないか。
そう考えたとき、
相談相手として選んだのがChatGPTでした。
食事をどう見直すか。
筋トレはどこまでやるべきか。
年齢的に、何を優先し、何を切り捨てるか。
感覚や根性論ではなく、 我慢ばかりの生活でもなく、 60代という日々を楽しみつつ、
対話と整理を重ねながら進める。
その結果が、
3か月後の数字として表れました。
この記事の最後で、
その実データをすべてお見せします。
まずは、
なぜ私はこの方法を選んだのか。
そこから、話を始めます。
第1章 きっかけは、毎年同じ人間ドックのコメントだった
きっかけは、特別な出来事ではありません。
むしろ、50代・60代なら誰にでも起こり得る話です。
まずは、例年4月に受診する人間ドック。
毎年のように並ぶ
「体脂肪率」「コレステロール」「要経過観察」。 そしてここ2~3年増加している腹囲。

BMIは「標準」。
数字だけを見れば、大きな問題はありません。
今すぐ治療が必要というわけではない。
だからこそ、
「まあ、来年考えればいいか」
そんな言葉で、何年もやり過ごしてきました。
次に、ゴルフ場のお風呂です。
久しぶりに全身を鏡で見たとき、
胸のあたりに、うっすらと肋骨が浮いているのに気づきました。
体重はそれほど変わっていないのに、
筋肉だけが静かに落ちている。
そんな感じでした。
以前、筋トレで首を痛めたこともあり、
コロナ以降、筋トレらしいことはほとんどしていません。
仕事はリモート中心になり、
散歩は毎日していましたが、移動量は明らかに減りました。
「忙しい」「また痛めるのが怖い」
そんな理由を並べて、
体のことは後回しにしてきたのだと思います。
そして、決定打になったのがズボンでした。
最近、ベルトを締めても、歩くとズボンが下がってくる。
お腹の出っ張りで支えられていたベルトが、
動くたびに、下へずり落ちる。
見た目の問題というより、
「これはもう、体のバランスが崩れているな」
そう感じました。
どれか一つだけなら、
気のせいで済ませたかもしれません。
でも、
人間ドック、
ゴルフ場の風呂、
そしてズボン。
この三つの点が線になったとき、
さすがに目を背けられなくなりました。
「そろそろ、本気で体を立て直さないとまずいな」
そう思ったのが、
この取り組みのスタートです。
第2章|本当に、そんなに変わったのか?
ここまで読んで、
こう思われたかもしれません。
「本当に、そんなに変わったの?」
正直、その反応はもっともです。
私自身、始める前は半信半疑でした。
「まあ、今まで変わらなかったし、
今さら大きく変わるとも思っていない。
少しでも変われば儲けもの」
本当に その程度の、軽い気持ちで始めました。
年齢は64歳。
若い頃のように、少し食事を減らせば体重が落ちるわけでもない。
無理をすれば、すぐにどこかを痛める。
「今さら、もう大きくは変わらない」
そう感じている人が多いのも、自然なことだと思います。
それに、
この記事の前半では、
具体的な数値も、グラフも、まだ出していません。
言葉だけなら、
いくらでも、それらしい話は書けます。
だからこそ、
ここで一度、あえて立ち止まります。
このあとお見せするのは、
成功談でも、ノウハウ集でもありません。
淡々と記録した、
3か月分の体組成データです。
体重はどう動いたのか。
体脂肪率は、本当に下がったのか。
筋肉量は、減っていないのか。
内臓脂肪や体内年齢は、どう変わったのか。
その答えは、
次の章の最後で、すべて数字で示します。
ただし――
数字を見る前に、
もう一つだけ整理しておきたいことがあります。
なぜ私は、自己流ではなく、
ChatGPTにこの取り組みを任せることにしたのか。
ここを飛ばすと、
結果だけを見て終わってしまいます。
でも本当に伝えたいのは、
「再現できる考え方」です。
次の章では、
その話をします。
第3章 健康も、インデックスで考えてみることにした
自己流でやる、という選択肢もありました。
本屋に行ったり、YouTubeを探せば
ダイエット本や健康動画は、山ほどあります。
ただ、正直に言うと、
ああいう本やコンテンツには少し距離を感じていました。
というのも、
多くの健康法やダイエット法は、
かなり“尖ったやり方”が多いからです。
糖質を極端に減らす。
これだけ食べる。
この運動を毎日欠かさずやる。
もちろん、
それでうまくいく人もいるのでしょう。
でも、
合う・合わないは人それぞれです。
私は投資では、
個別株ではなく、
リスクを分散させたインデックスファンドを選んでいます。
理由は単純で、
再現性が高く、長く続けられるからです。
健康も、同じではないか。
そう考えました。
ChatGPTは、
特定の誰かの成功体験ではなく、
膨大な情報をもとに、
「多くの人にとって無理のない選択肢」を提示してくれます。
8割の人にとって実行可能な方法。
極端ではない、現実的な落としどころ。
それなら、
64歳の私にも続けられそうだと思いました。
もう一つ大きかったのが、
対話できることです。
人間ドックのデータを記憶させる。
レストランのメニューを撮って見せる。
体組成計の数字をそのまま渡す。
すると、
まるで目の前に栄養士やトレーナーがいるように、
その場で最適解を返してくれる。
「この中で自分にどれが合ってる?」
「今日はこうだったけど、どう思う?」
「これ、やりすぎかな?」
そう聞ける相手がいると、
不思議とモチベーションは下がりません。
一人で我慢するより、
誰かと一緒に整理しながら進めるほうが、
ずっと続けやすいのです。
そして、
もう一つ理由があります。
ChatGPTを選んだ理由の三つ目は、
感情を評価しないという点です。
人に相談すると、
「それは甘えじゃないですか」
「もっと頑張りましょう」
そんな言葉が返ってくることがあります。
年齢を重ねると、
自分なりの価値観や軸がはっきりしてきます。
だからこそ、
頭ごなしの否定には、
思った以上に拒絶反応が出やすい。
でもChatGPTは、
できなかったことを責めません。
できたことも、過剰には褒めません。
ただ事実を整理し、
「次にどうするか」を一緒に考える。
64歳の体づくりには、
その距離感が、ちょうど良かったのです。
これは、
自尊心を守り、
継続を助け、
高齢期の体づくりにおいて、
とても重要な要素だと感じています。
人間の専門家では、意外と難しい役割です。
第4章|3か月の実データ公開
――数字は、こう変わった
ここまで、
なぜ体を立て直そうと思ったのか。
なぜChatGPTに任せることにしたのか。
その考え方を書いてきました。
では、
実際の数字はどうだったのか。
ここからは、
3か月間、同じ条件で測り続けた体組成データを
そのままお見せします。
良いところも、
劇的とは言えないところも含めて、
加工は一切していません。
今回の数値は、タニタの体組成計を使い、
毎日ほぼ同じ条件で測定したものです。





終わりに
数字は、こうして結果を示してくれました。
でも、
大切なのは数字そのものではありません。
何をしたのか。
そして、何をしなかったのか。
そこにこそ、
64歳でも無理なく続けられた理由があります。
次回はまず、
食事で何を変え、
何をあえて変えなかったのか。
その話から、書いていきます。
定年後の準備は第2の人生へのプレゼント。さあ始めましょう。
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今回の体づくりと同じく、
ChatGPTを“判断の補助輪”として使った実例です。
一人で悩まない。
対話しながら整理する。
そのやり方が、別テーマでも通用することが分かります。

定年準備中の64歳サラリーマン。
実体験をもとに、定年後のお金・健康・暮らしについて発信しています。 同じ立場の方が、少し楽になるヒントを届けたい。


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