※この記事には、私が夜の散歩で実際に使っている道具のアフィリエイトリンクを含みます。
はじめに
「運動しなきゃ」と思っても、
結局続かなかった経験は、きっと誰にでもあると思います。
私自身も、ジムに通ったことがありますし、
ランニングに挑戦したこともあります。
どれも三日坊主というわけではなく、
それなりの期間は続けていました。
ただ、今の生活には残っていません。
それでも――
散歩だけは、5年間、週に数回ですが続いています。
理由は単純で、
これは「気合」ではなく設計された習慣だからです。
第1章 1時間散歩の基本構成(すべて意味がある)
私の散歩は、きっちり1時間。
ただし、ただ歩いているわけではありません。
構成はこうです。
- 家から川沿いまで:約15分
- 川沿い・河川敷:約15分
- 商店街〜住宅街:約30分
この順番が、とても大事です。
第2章 川沿いを歩く時間――自然と記憶のゾーン
川の土手を歩く15分。
この時間は、完全に自然を見る時間です。
春になると、
「あ、もうこんな花が咲いてるな」と気づくことがあります。
春先、3月から4月にかけて、
川沿いには花大根の薄紫が目立つようになります。
そして、1週間もすると主役の花が入れ替わり、
次に通りかかると、もう違う花が咲いています。
河川敷を見渡すと、
広々としたグラウンドが川沿いにどこまでも広がり、
祝日には大勢の子どもたちが、野球やサッカーをしています。
グラウンドの縁には、
その父兄と思われる人たちの姿も見えます。
そういえば、子どもが小学生の頃、
少年野球でよく通った場所でもあります。
息子のプレーに一喜一憂しながら、
週末ごとに通っていたあの時間も、
息子の卒業とともに、いつの間にか記憶の奥にしまわれていました。
そのチームが、何代も代わりながら、
今でも同じチーム名で練習しているのを見ると、
少し懐かしい気持ちになります。
河川敷は遮るものがなく、
夏はとにかく暑い。
冬は風が強く、正直かなり寒い。
第3章 季節を感じるという、意外なメリット
散歩をしていると、
季節の変化にとても敏感になります。
まず、日の長さ。
夏は、夕方でも汗ばむほど明るい。
冬は、17時にはもう真っ暗です。
暗い日は、安全のために
ライトや反射材を持って出る必要があります。
毎日ほぼ同じ時間に歩きはじめていると、
週単位で、日没の変化がはっきりと分かります。
組織の管理職として仕事に忙殺されていた頃は、
会社を出ると、いつも真っ暗。
日の長さを感じる余裕など、ありませんでした。
そして、気温。
今日は少し暖かい。
今日は風が冷たい。
夕方は、散歩中の1時間でも
気温の下がり方が大きい時間帯です。
快適に歩くためには、服装選びがとても大事になります。
毎日歩いていると、
Apple Watchの温度計を見なくても、
体感で1℃刻みに気温がわかるようになりました。
私の中では、だいたいこんな基準があります。
25℃:半袖で一番気持ちよく歩ける温度。
20℃:半袖で出かけられるギリギリのライン。
10℃:ダウンが必要になる目安。
フルリモートでも、
季節感だけは失わずにいられる。
これは、思っていた以上に大きなメリットでした。
第4章 商店街を通る理由――生活と欲望のコントロール
川沿いから商店街に入ると、
ここからは生活ゾーンです。
夕方に歩く理由のひとつは、正直に言うと――
家でビールを美味しく飲みたいから。
当然、お腹が空きます。
以前は
「糖質オフのパンならいいかな」と思って
少し高めのパンを買ったり、
結局は100円以下の菓子パンに手を伸ばしたりしていました。
でも、これをChatGPTに相談して
「それ、逆に一番よくないですよ」と言われました。
それ以来、
- プロテインを事前に飲む
- 小瓶に入れて持ち歩く
という形に変えています。
第5章 夏の失敗から学んだ、水分補給の設計
去年の夏は、記録的な猛暑でした。
夕方だから大丈夫だろうと思い、
「ビールを美味しく飲むために」と、
ものすごく喉が渇いたまま散歩から帰宅したことがあります。
そのとき、
唾液がベタつくような、
今までにあまり感じたことのない違和感がありました。
後からChatGPTで調べてみると、
それが熱中症の初期症状に近いと知り、
正直、ぞっとしました。
それ以来、
夏場は夕方であっても、
必ず水筒を持って散歩に出るようにしています。
「喉が渇いたら飲む」では遅い。
渇く前に飲む。
そういう設計に変えました。
第6章 商店街を通る“もう一つの理由”
商店街を通るメリットは、
買い物だけではありません。
ひとつは、
トイレに立ち寄れること。
冬場の河川敷を30分ほど歩くと、
体がすっかり冷えて、どうしてもトイレに行きたくなります。
毎回同じコンビニに入るのは、
なんとなく気が引けるので、
私は大きめのスーパーに立ち寄るようにしています。
もちろん、何も買わずに出るのも落ち着かない。
そこで、
「朝食や間食の食材」
「果物」
「家内から頼まれたもの」
といった、
買う理由をあらかじめ用意しています。
ただ、性格上、ついで買いはしません。
本当に必要なものだけを買って、店を出ます。
「これを買いに行く」という目的があると、
散歩は義務ではなく、
生活の一部になります。
遠回りでも、
歩く理由になる。
第7章 夏の散歩にある、ささやかな楽しみ
散歩が5年も続いている理由は、
健康のためだけではありません。
夏になると、
この時間ならではの、
ちょっとした楽しみがいくつかあります。
① 梨の直売所に出会えること
散歩の途中に、
農家の方がやっている梨の直売所があります。
季節は、8月の頭から。
まず最初に並ぶのは、幸水です。
とにかく甘みが強く、
果汁が多くてジューシー。
この甘酸っぱい味を食べると、
「ああ、夏が来たな」と感じます。
少しすると、豊水が出てきます。
こちらは、甘さに加えてコクがあり、
味がぐっと濃くなります。
そして、梨はだんだん大きくなり、
9月中旬ごろになると、
最後に並ぶのが秋月です。
これを見ると、
「今年の梨の季節も、そろそろ終わりだな」
と思います。
値段は、スーパーより少し安いくらい。
それでも、
「ひとつ、おまけしてあげるよ」
と声をかけてもらえるのが、嬉しい。
スーパーでは、なかなか見ない光景です。
この直売所は、
毎日開いているわけではありません。
農家の方が、気が向いたときに出ているようです。
普段は現金を持ち歩きませんが、
この季節だけは、
ポケットに1,000円札を忍ばせています。
今日はやっているだろうか。
そんなことを考えながら、
少しドキドキして直売所の前を通ります。
最近は、
こうした直売所も減ってきました。
それだけに、
少し寂しさも感じています。
②ゲリラ花火に出会った夜
もうひとつの楽しみは、
花火です。
以前は、
花火大会といえば夏の風物詩で、
お盆の時期に大規模に行われていました。
ところが、
ここ数年はゲリラ豪雨の影響で、
直前に中止になることも増えました。
そのため最近は、
秋に花火大会を行う地域も増えています。
昨年のある日、
散歩中に土手に人が集まっているのを見かけました。
「何かあるんですか?」と聞くと、
これからゲリラ花火大会がある、とのこと。
大学のサークルの方たちが、
スポンサーを集めて、
小規模ながら花火を打ち上げるという話でした。
事前の告知は、ほとんどありません。
せっかくなので家内を呼び、
ふたりで並んで花火を眺めました。
大きな大会ではありませんが、
土手に立って、
たまたま出会った花火を見る。
これも、
日々夕方にこの道を歩いているからこそ、
出会えた楽しみだと思います。
第8章 夜に歩く理由――気持ちの切り替え
私の本業は、代理店対応が中心です。
30年来のお付き合いになるお客様も多く、
前向きな営業活動については、
お客様の方向性を理解した上で、
合意しながら打ち手を進めていけます。
この点については、とても満足しています。
一方で、
納期や品質の問題、クレーム対応、
各種書類の作成依頼といった仕事も、
どうしても避けられません。
こうした後ろ向きの業務は、
やはりストレスが溜まります。
今は、朝6時過ぎからブログを書き始め、
8時過ぎから本業に取りかかります。
そうすると、16時頃には、
疲れやモヤモヤがピークに達します。
そのタイミングで、
17時半から散歩に出る。
「もう仕事したくない」と感じた瞬間に歩くことで、
頭のスイッチが、はっきりと切り替わります。
おかげで、
家に帰る頃には頭がすっかりリフレッシュされ、
美味しい食事と、
ビールを楽しむ余裕が戻ってきます。
第9章 夜の散歩で一番大事なこと――安全
夜の散歩で、
私が一番気をつけているのは、安全面です。
特に、街灯がほとんどない川沿いの土手は、
想像以上に暗くなります。
夕方の時間帯は、
ランニングや散歩をしている人も多く、
すぐ隣には車道もあるため、
防犯面での怖さは、あまり感じません。
ただ、路面は平らに舗装されているため、
自転車がかなりのスピードで走ってくることがあります。
これが、本当に危ない。
そこで私は、
暗くなる日は、
取り外しのできる自転車用のライトを
持ち歩くようにしています。
軽くて、すぐ点けられる。
「ちょっと暗いな」と思ったときに、
すぐ対応できます。
普段は自転車用として使っていますが、
乾電池式ではなく、
USB充電式なので助かっています。
ただ、自転車用ライトは盗まれやすい。
なので性能は必要十分、
価格は一番安いクラス。
このあたりは、完全に性格が出ています。

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タスキ型の反射材も、併用しています。
土手を歩いている間は身につけ、
商店街に入る手前で、さっと外せるようにしています。
100均でもタスキ型の反射材は売っていますが、
輪っか状になっているものが多く、
頭からかぶる必要があります。
また、長さの調整ができないため、
歩いているうちにズレたり、
外れてしまうことがありました。

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夜道で、
ライトや反射材を身につけている人を見ると、
明かりがフラフラと揺れながら動くのが分かり、
少し不気味に感じます。
そのため、
自然と、少し身構えます。
これは、
相手に「人がいる」と認識してもらう効果があり、
同時に、防犯の抑止力にもなっていると感じています。
これらは、
運動のための道具ではありません。
命を守るための装備です。
まとめ 続いている理由は、根性ではない
5年間続いている理由は、
意志が強いからではありません。
- ルートに意味がある
- 欲望を事前に設計している
- 危険を想定して対策している
散歩を、
「頑張るもの」から
「生活の一部」に設計しただけです。
次回は、
この散歩が、
日々の考え方や判断に、
どんな影響を与えてきたのかについて、
書いていこうと思います。
定年後の準備は第2の人生へのプレゼント。さあ始めましょう。
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外食は我慢しない。
数値をもとに判断軸を作れば、
迷わず、ブレずに選べるようになります。
散歩後の食事設計にも直結する1本。

体重を落とすだけでは足りない。
年齢とともに必要になる「守る筋肉」の話。
散歩・食事と並ぶ、もう一つの柱です。

定年準備中の64歳サラリーマン。
実体験をもとに、定年後のお金・健康・暮らしについて発信しています。 同じ立場の方が、少し楽になるヒントを届けたい。


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