ChatGPTダイエット|内食編③ 家飲みアルコール― 缶ビール月60本が20本になった話 ―

健康

第1章|なぜ私は毎晩ビールを2本飲んでいたのか

私はビール好きです。

最初の一口の、あののど越し。
あの爽快感はたまりません。
夏場は、この一瞬のために仕事をしていると言っても過言ではありません。

飲み会に行っても、ずっとビールばかり飲んでいます。
焼酎好きの友人からは、
「よくそんなにビールばかり飲めるね。いつまで飲むの?」と聞かれます。

その返しは決まっています。
「痛風になるまでね」。

尿酸値は今のところ問題なし。
正直、この時点ではやめる気はありませんでした。

子どもは親の背中を見て育つと言います。
私の父も、夕食時にはキリンラガーの大瓶を1本、さらに小瓶を1本。
毎晩、当たり前のように飲んでいました。

まだ私が小学生の頃のことです。
食通だった父が毎日おいしそうに飲むビールを見て、
「きっと相当おいしいに違いない」と思い、
スプーンで一口だけ味見をさせてもらいました。

……苦かった。

この世のものとは思えないほど苦く、
子どもの口にはまったく合いませんでした。
「自分は一生、これを飲まない」と本気で思ったほどです。

ところが10年後。
舌も、大人になりました。

あの苦さが、うまさに変わったのです。
むしろ、この苦さだからこそ、いつまでも飲める。
そう思うようになっていました。

そして60歳を過ぎた今、
私が毎晩飲んでいたのが、アサヒ糖質ゼロ350mlを2本。

父の影響も、きっとあるのでしょう。
月に直すと、60本。
完全に「無意識の消費」でした。

うすうす気づいてはいました。
1本目は「美味しいから」。
2本目は「惰性」でした。

夕食のおかずをつまみに、ビールを飲みます。
1本目が終わっても、まだおかずは残っている。

「じゃあ、もう1本いくか」
そうして2本目を開けます。

すると今度は、途中でおかずがなくなる。
それでもビールはまだ残っている。

では〆に、お菓子をつまみに飲もう。
今思えば、体には最悪の組み合わせでした。


第2章|最初の転機:ChatGPTの「まず1本にしましょう」

昨年の夏、自分の体をChatGPTと一緒に整え始めた頃、
この「毎晩ビール2本」という習慣について、率直に聞いてみました。

返ってきた答えは、とてもシンプルでした。
「まず1本にしましょう」。

その理由は、禁酒ではなく、
脂肪肝の肝臓に毎日の負担を少しだけ軽くするためでした。

✕ 禁酒を勧めなかった理由

  • ビールが日々の「楽しみ」になっている
  • 父の影響もあり、生活文化として根付いている
  • 禁酒は反動が出やすく、続かない可能性が高い

◎ 1本にした理由

  • 肝臓への負荷は半分になる
  • 習慣そのものは壊さなくていい
  • 精神的なストレスがほとんどない
  • 続く確率が圧倒的に高い

健康指標を改善するには、

意志の強さではなく、

行動の「摩擦」を減らすほうが確実

なるほど、と思いました。
無理な要求は一切なく、こちらの事情や希望を踏まえた提案です。

ただし、ここから先は私の番。
「どうやって1本に減らすか」を考えるのは、自分自身です。

ビジネスでも、現場の行動を変えるときは同じです。
まず、なぜその問題が起きているのかを分解し、
そのメカニズムに沿った打ち手を考えます。

私の場合、2本目のビールは、
「酔いたい」よりも、
食事をスムーズに進めるための飲み物を求めていたと気づきました。

それは、必ずしもアルコールである必要はありません。

そこで実践したのが、次の工夫です。

  • 食事中、横に「冷たい水」を置く
  • 飲み物が欲しくなったら、まず水を飲む

その結果、

  • 2本 → 1本が自然に定着
  • ストレスはほぼゼロ

これは、自分の習性に合った代替案を作り、
それを習慣に落とし込んだからこそ、続いているのだと思います。


第3章|第二段階:週2日の「休肝日」を作る

晩酌のビールを1本に減らすことがすっかり定着し、
この改善には手応えを感じていました。
そこで私は、再びChatGPTに、
この習慣をもう一段階よくできないか相談してみました。

返ってきた提案は、次の2つです。

  • 脂肪肝の肝臓を休ませるため、週2日の休肝日を作る
  • 休肝日は曜日固定ではなく、自分で自由に設定していい

肝臓は、
アルコールを処理しない日があることで、
脂肪の分解・搬出に集中できる臓器
です。

週に2日、完全に休ませることで、

  • アルコール処理ゼロの日が週2日できる
  • 肝臓が「脂肪処理モード」に入れる
  • 脂肪肝改善に必要な回復時間が確保できる

脂肪肝の改善には、

「量を減らす」+「完全に休ませる日」のセットが効く

今回の提案も、無理のない現実的なものでした。
そしてここから先は、
自分の生活に合わせたアクションプランを考える番です。

① 休肝日は月曜と木曜。固定しないのがポイント

まず、私にとってビールの満足度が一番高い日を考えました。
私は土日と火曜日の夕方にゴルフの練習に行きます。
この日のビールは、どうしても外せません。

そこで、それ以外の月曜日と木曜日を休肝日に設定しました。
家族カレンダーに、消せるボールペンであらかじめ書き込みます。

このカレンダーは家内も見るので、
人の目がある分、自然と守る方向に働きます。

もちろん、月曜や木曜に飲み会が入ることもあります。
そんな時は、前後の日を休肝日にずらします。
週トータルで2日休めばOKという、
とてもフレキシブルなルールにしました。

「休肝日だから飲み会に行かない」
そんながんじがらめのルールでは、長続きしません。

② 休肝日のストレスは、ノンアルで解消する

とはいえ、休肝日にビールの爽快感がゼロになるのは、正直つらい。
そこで私は、
「休肝日はノンアルビールの日」と決めました。

以前から、人間ドック前の1か月間を、
私は勝手に「マイ・ラマダン月間」と呼び、
禁酒してノンアルに切り替えていました。

理由は単純で、
人間ドックで面倒な健康指導を受けたくないからです。

ただ、副次的な効果として、
ドック明けのビールが驚くほどうまい
ということにも気づきました。

ラマダンも、断食を通じて食のありがたさを知る行事だと聞きます。
私の場合はもっとライトですが、
毎週休肝日の後にその感覚を味わえている気がします。

③ ノンアルビール総選挙。自分の1本を決める

飲酒運転の規制が厳しくなって以降、
ゴルフ場や打ち上げでは、ノンアルを飲む機会が増えました。

正直、昔のノンアルビールは酸っぱく、
とてもビールの代わりにはなりませんでした。
ですが、日本のビールメーカーの技術革新は本当にすごい。

「どうせ毎週飲むなら、
今、一番満足できる1本を選ぼう」

そう思い、近所のスーパーで買えるノンアルを、
全種類1本ずつ購入し、飲み比べを始めました。
これは、なかなか楽しい“総選挙”でした。

その結果、私の口に一番合ったのが、
アサヒドライゼロでした。
今では、週2回、これを楽しんでいます。

第4章|結果:月60本 → 月20本へ

この2段階の生活習慣の改善を経て、
私の晩酌は、想像以上に大きく変わりました。

  • アルコール量は3分の1
  • 肝臓にやさしい
  • 財布にもやさしい

数字で見ると、その変化ははっきりしています。
以前は、350ml缶を月に60本。
今は、およそ20本です。

影響が一番わかりやすかったのが、
ふるさと納税で頼むビールの頻度でした。

  • 以前:48本を、1か月に2回注文していた月もあった
  • 今:48本で、2か月以上もつ

飲む量が減ると、
これほどまでに消費ペースが変わるのかと、
自分でも少し驚いています。

定年後は、今より収入が減ります。
そうなると、ふるさと納税に使える余裕も、
今ほどはなくなるでしょう。

そう考えると、
このタイミングでビールの量が自然に減ったのは、
健康面だけでなく、
生活設計の面でも「ちょうどよかった」と感じています。

おわりに

リモートワーク中心の生活になってから、
毎日の内食が、体に与える影響の大きさを、
以前より強く感じるようになりました。

だからこそ大切なのは、
気合や根性ではなく、
習慣化の力を味方につけることだと思っています。

私には、30年近く毎月一緒にゴルフに行っている友人がいます。
ある日のゴルフ前夜、彼はかなり酔って帰宅したそうです。

翌朝4時に起きたら、
ゴルフの着替え一式が、
自分が用意した覚えもないのに、きれいにそろっていた。

「誰が用意してくれたんだ?」と家族に聞くと、
奥さんとお子さんが笑いながら、こう言ったそうです。

「昨夜、お父さんが酔ってふらふらしながら、
ちゃんと自分で支度してたよ」

本人には、その記憶がまったくありません。
それでも体は、30年続けてきた行動を、
当たり前のようにこなしていたのです。

30年続く習慣は、泥酔よりも強い。

そして、その強力な習慣化を味方につけるには、
一気に変えてはいけません。
自分の判断軸を、ほんの少し変えるだけでいい。

それが、ここまで続いている理由だと感じています。

次回は、内食編の最後として、
夕食に関する取り組みを書いていきます。

定年後の準備は第2の人生へのプレゼント。さあ始めましょう。

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