外壁・屋根塗装リフォームのリアル

支出削減

――定年前にやっておくべき“高額リフォーム”の判断基準とは

第1章 「まだ大丈夫」が命取りになる

「外壁塗装って、今すぐやらなくても平気じゃない?」
そう思っていたのは、正直、私たちも同じでした。屋根や壁は毎日目にするものの、急に壊れるわけではなく、何十万円、場合によっては百万円単位のお金がかかる工事。つい後回しにしがちです。

でも、実はそれが落とし穴。
塗装が劣化し、コーキングがひび割れると、そこから水が染み込み、見えない部分から老朽化が進んでいきます。

柱が腐る、壁の中にカビが生える、雨漏りで天井にシミができる――
気がついたときには、「もう住めない家」になってしまっていることもあるのです。


第2章 DIYではできない、“足場のある世界”

私たちはこれまで、床の貼り替えや内壁の塗装をDIYで行ってきましたが、外壁と屋根だけは素人では手が出せません。理由は明快――足場が必要だからです。

安全確保はもちろん、作業効率や仕上がりの美しさにも直結するため、専門業者に頼るしかありません。そして、この足場が必要というだけで、費用は一気に跳ね上がります。「もう少し先でいいか」と先送りしてしまう気持ちも、無理はありません。


第3章 業者選びに潜む“2つの罠”

外壁塗装を考え始めたとき、私たちがまず不安に思ったのは、「悪徳業者に騙されないか?」ということでした。実際、近所ではこんな事例もありました。

  • 作業服姿の業者が突然訪問し、「屋根を無料で点検しますよ」と言ってくる
  • 許可を出すと、わざと瓦を割り、「修理が必要」と不安を煽る
  • 修理費は法外。断ろうとすると「このままだと大変なことになる」と脅される

一方で、「大手なら安心」と思うのも危険です。
ある有名ハウスメーカーの見積もりは、相場より2~4割高い価格。品質は申し分ないのかもしれませんが、我が家には到底手が出ませんでした。


第4章 定年前のキャッシュフローがあるうちに

私たちがリフォームを決断したのは、私の定年前。その理由はシンプルでした。
「今ならまだ、現役時代の収入があるから」です。

これが年金生活に入ってしまうと、大きな出費は精神的にも負担が大きい。
「将来の生活費を削ってまでリフォームするのか?」という葛藤も生まれます。だからこそ、まだ余力のあるうちに手を打とうと決断しました。


第5章 相見積もりは“信頼”を見極める材料になる

私たちは、2社から見積もりを取りました。

  1. アパート管理会社経由で紹介された工務店(友人づて)
  2. 近所のホームセンターのリフォーム部門

両社ともに信頼できそうでしたが、比べてみると、工務店が提案したクリア塗装に対し、ホームセンターはカラー塗装なのに約15万円(10%)安いという結果に。

もちろん、価格だけで選ぶつもりはありません。大事なのは「手抜きせず、きちんと施工してくれるか」。ホームセンターは、説明も丁寧で、一定の品質基準と責任体制が整っていたため、「安すぎず、高すぎず、ちょうどいい」と判断しました。

なお、価格差の要因は主に足場代とのこと。施工件数が多く、足場のコストを抑えられているようでした。足場は塗料のグレードと違い、仕上がりに直接関わる部分ではないので、安いに越したことはありません。


第6章 色選びは難しい。でも、楽しい。

壁の色は、家全体の印象を大きく左右します。今回は思い切って、これまでと違う色にチャレンジしてみることにしました。

驚いたのは、「色は面積や光の当たり方でまったく印象が変わる」ということ。
サンプルの小さなピースを見ても仕上がりが想像できず、何十枚もの実際の施工例を見比べて検討しました。

塗装直後、足場の陰から見えた壁の色は想像より濃く、「失敗したかも…」と不安になりましたが、足場とシートがすべて外されてみると、明るさも見え方も変わり、理想通りの仕上がりに。事前に実例で確認することの大切さを痛感しました。

別の業者が提案していたのは「クリア塗装(現状維持)」でしたが、思い切って明るい色に変更したところ、近所の方々からも「新築みたい」「素敵な色ですね」と声をかけてもらい、大満足。
結果的に、外壁塗装の売り込みチラシもぴたりと減りました(笑)。


第7章 結論:「家の価値を守る」投資と考える

外壁や屋根の塗装は、確かに安い買い物ではありません
けれど、それは“浪費”ではなく、“家の価値を守る投資”です。

雨漏りやシロアリによる老朽化が進めば、いずれ住めない家になってしまいます。
逆に、しっかり塗装すれば、家は見違えるほど美しくなり、住む人の気持ちも前向きになります。

だからこそ、やるなら現役時代のキャッシュフローがあるうちに
そして、信頼できる業者を見極めるために相見積もりを取ること
色選びも含めて、外壁塗装を「楽しみながら進める」姿勢が、満足につながるのだと思います。


あとがき:老後のための“住まいの備え”を、今こそ。

60代を前にして、私たち夫婦は「終の棲家をどう守っていくか」を真剣に考え始めました。
外壁塗装は、その第一歩。決して安い出費ではありませんが、「これでしばらく安心できる」という気持ちが、何よりの収穫でした。

この記事が、「そろそろリフォームしようかな」と迷っている方の背中を、少しでも押すことができたなら幸いです。


次回予告:DIYで“暮らしの内側”を変えていく

外まわりの大仕事が終わった今度は、自分たちの手でできる範囲にチャレンジしてみませんか?

次回は、DIYによる床の張り替えと壁の塗装編
以下のような実践ポイントを、体験談を交えて詳しくお伝えします。

  • 必要な工具と材料の揃え方
  • 古い絨毯や畳のはがし方から新しい床材の貼り替え手順
  • 壁の養生・下地処理、塗料の選び方と塗り方のコツ
  • 初心者が陥りがちなトラブルとその回避策

大がかりな足場工事はプロに任せるとしても、床や壁のDIYならコストは1/3以下
家族や友人と手を動かしながら、日々の暮らしに新しい彩りを加えていきましょう。

次回「DIYによる床張り替え・壁塗装編」も、ぜひお楽しみに。

定年後の準備は第2の人生へのプレゼント。さあ始めましょう!

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