はじめに
私は先月64歳になり、いよいよ定年退職まで1年を切りました。
定年後に先輩方の話を聞くと、「事前に知っていれば損をしなかった」「もっと早く準備すればよかった」という声が本当に多いものです。
そこで今回は、退職12〜9か月前にやるべきことを整理し、私自身が実際にどう動いているかもあわせてご紹介します。
最後には、そのまま使えるチェックリストも用意しました。
1. 金融・資産の下ごしらえ
① 年金受給額の確認と戦略立て
- ねんきんネットや定期便で受給見込み額を確認
- 繰下げ時の増額率(年0.7%)も参考に比較検討
- 配偶者の受給時期、家計全体の入出金計画と照らし合わせる
私の進め方
私は「4%ルール」をベースに、余剰資金をできるだけ投資に回しながら定年後のキャッシュフローを最大化する方針です。そのため繰下げはせず、65歳からの受給額だけを確認。
また、妻は2歳年下の専業主婦なので、私の年金に加えて年間39万円の加給年金が2年間支給されます。
② キャッシュフロー表(初版)作成
- 退職〜5年間を重点に、固定費・変動費・イベント費を把握
- 生活防衛資金の額も同時に設定
私の進め方
マネーフォワードMEで過去1年の支出を集計し、Excelで「基本生活費」「ゆとり費」「臨時費」に分類。
退職初年度は住民税が現役並みにかかるため、その分を上乗せして試算。安全を見て、生活費の1年分を現金で確保しています。

③ 退職金の受け取り方法
- 一括受取か年金受取かを比較し、税負担を試算
- 退職所得控除額も確認(勤続43年の場合は2,410万円)
私の進め方
私はキャッシュフロー重視で、確定給付年金を生涯年金として毎月受け取ります。一括受取時の控除枠も確認しつつ、老後資金を分散して管理できる方法を選びました。
④ iDeCo/NISAの最終点検
- 退職前のポートフォリオを微調整(株式→債券比率アップなど)
- 枠の使い切りや信託報酬の確認
私の進め方
退職後は現金比率を生活費1年分まで高めるため、NISAはインデックス中心を維持。iDeCoは定年後に退職金控除枠を使って売却し、新NISAの原資とします。

⑤ 太陽光発電(法人)の資金管理
- 減価償却・返済・保守費を年次表にまとめる
- 事業口座と家計口座は完全に分離
私の進め方
資金繰り表を刷新し、法人資金と個人資金が混ざらない体制を維持しています。

2. 税務・社会保険の全体像を把握
① 健康保険の切り替え方針
- 任意継続、国保、配偶者扶養の比較
- 保険料と給付内容、家族構成でシミュレーション
私の進め方
マイクロ法人の決算月を退職月に合わせ、翌月から役員報酬を月45,000円に設定。社会保険料は年間8万円程度に抑えつつ、70歳まで厚生年金も上積みします。
② 住民税・所得税の支払い方法
私の進め方
会社では退職年の住民税を「普通徴収」に変更予定。支払期日まで資金をドル建てMMFなどで運用し、少しでも利息を得ます。
③ 雇用保険
- 65歳定年だと50日分、64歳11か月退職だと150日分
- 差額は50万円程度になることも
私の進め方
私は法人役員のため受給対象外ですが、該当する方は退職時期の調整も選択肢です。
④ 重要書類の所在リスト
- 紙はクリアファイル、電子はクラウド化
- 年3回(正月・GW・お盆)更新
3. 住まい・ライフプラン
① 住まい方針の決定
私の進め方
現自宅をDIYも活用して必要最小限の改修にとどめ、費用を分散しました。



② 断捨離と大型家具処分
私の進め方
不要品50点以上をメルカリで売却し十数万円を確保。大型タンスは転倒リスクを考え粗大ごみで処分。服はパイプハンガー収納に変更。
4. 保険・医療の見直し
① 人間ドック計画
私の進め方
ChatGPTを活用してドック結果(脂肪肝・高コレステロール)から食事提案を受け、外食やコンビニ選びに反映。法人移行後は協会けんぽになるため、コスパの良いドックを探しています。
② 保険整理
私の進め方
高額療養費制度+貯蓄で対応可能と判断し、生命・医療・がん保険は解約予定。
③ 介護リスク情報収集
私の進め方
地域の介護サービス窓口や家族連絡網を整理。
5. セカンドキャリア準備
- バイトか、スキルを活かした独立か方向を決める
私の進め方
営業・マーケ経験+ライティングを活かし、週3日稼働案件を想定。企業ブログ代行構想を進め、四半期ごとに発信・収益計画を見直しています。

6. 相続・終活
私の進め方
エンディングノートを年3回更新し、個人・法人の資産負債を整理。遺言は年内に法務局で自筆証書保管予定(手数料3,900円)。
おわりに
定年退職は、長年のサラリーマン生活が一区切りし、第2の人生が始まる節目です。考えるのが億劫になり先延ばしにしがちですが、デカルトの言葉「困難は分解して考えよ」の通り、小さく分けて着実に進めれば間に合います。
定年前1年は、まだ準備できる時間があります。ぜひ一緒に動き出しましょう。
定年後の準備は第2の人生へのプレゼント。さあ始めましょう!
“定年12~9か月前チェックリスト”はこちら👇

定年準備中の64歳サラリーマン。
実体験をもとに、定年後のお金・健康・暮らしについて発信しています。 同じ立場の方が、少し楽になるヒントを届けたい。


コメント